歌いたい曲と歌える曲

歳巫女、リハーサル3回目。

最初の2回は、正直なところ、

ふたりとも体調がいまひとつで。
花粉もひどくて、「いやこれどうなるねん…」なんて、ちょっと弱気にもなっていた。

でも、3回目にして、ひとつ大きなことがわかった。


【しっくりこない理由】

どうしても、うまくいかない曲があった。
大貫妙子の「春の手紙」。

好きな曲やし、歌いたい気持ちがあった。
けれど、どうにもこうにも、しっくりこない。


【みどりちゃんの一言】

その理由を、みどりちゃんが教えてくれた。

「としちんは、お客さんを見て歌う人やん?
この曲は、空に向かって歌っていると思うの。」

なるほど、と思った。

この一言で、すっと腑に落ちた。


【わたしの歌】

私は、人に向かって歌う。
目の前にいる誰かに、届けるように歌う。

でもこの曲は、違った。

あれは、空に向かって流れていく歌やった。


【歌には方向がある】

あとから思えば、
歌にはいくつか種類があるんやな、と気づいた。

息で流れていくような歌と、
誰かに届けるためのメリハリのある歌。

どちらがいいとかではなくて、
その歌が求めている“方向”がある。

そして私はどうやら、
誰かに手渡すように歌うほうの人らしい。


【選ぶということ】

好きと、歌えるは、違うんやなぁ。

同じように好きでも、
その曲が求めている“歌い方”と、
自分の声の居場所が、ぴたりと重ならないことがある。

だから今回は、その曲を外した。

ちょっとさみしいけど、でもこれは逃げじゃなくて、選択やと思っている。


【新しい風】

で、その代わりに、
この曲どうかなと控えていた曲をお初であわせたら、
こりゃなんと、心地よく決まった。

もちろん、本番までの研磨は必要なんやけど。

こういう瞬間があるから、音楽はおもしろい。


【見えてきたもの】

歌いたい曲と、歌える曲。
その違いに気づけたのは、ほんとうに大きい。

そしてもうひとつ、
自分の声が、どこに向かっているのか。

それも、少し見えた気がした。


【本番へ】

リハーサルって、ただ合わせるだけじゃなくて、
こういう発見があるから、おもしろい。

教えてくれたみどりちゃんに感謝でっせ。ほんま。

歳巫女は、17日にゲネ。
そして、18日が本番です。

どんな空気になるのか、いまからちょっと楽しみ。


【お知らせ】

そして、歳巫女どんなんやねん?!と気になった方は、
お気軽にお越しください。

横浜線・成瀬駅から徒歩5分、CROPにて。
18時開演(17時から入れます)。


季節の変わり目。
どうぞみなさんも、体調にはお気をつけて。

ほならね。

#歳巫女 #歌いたい曲と歌える曲 #ボーカル #ライブ準備

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とし

歌ったり、書いたり。
日々のなかで見つけた小さな灯りを
ここにそっと置いています。

うれしい日も、
ちょっとイガイガする日もあるけれど、
それもぜんぶ、旅の途中やと思っています。

ふつうの日は会社員。
ときどき歌い、ときどき書いています。

音楽ユニット 歳巫女、
バンド コネコネ、OHAGI、タピオカ83
アコースティックの アテーズでも
音楽を楽しんでいます。
(ブログさぼって全部は、書ききれてへんけどな)

愛犬ノノと、保護猫オレオと暮らしながら、
旅の途中で見つけた小さな出来事を
「いまここ庵」に綴っています。

よかったら、ゆっくりしてってな。

庵主 とし
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