振り出しみたいな春

4月のはじめには、
父のこれからについて、
少し方針が決まったような感じになっていた。

なんとなく、
こっちの気持ちも、
少しだけ先へ進んだ気がしていた。

でも、
4月後半に検査結果が出て、
結局、胃ろうへの移行は難しく、
経管のまま様子を見ることになった。

なんや、
また振り出しやん、
と思った。

いや、
ほんまは振り出しではないのかもしれない。

ちゃんと時間は流れていて、
父も、
私たちも、
その中にいる。

でも、
介護とか病気って、
「これで決まり」
みたいには、
なかなか進まへんのやなぁと思う。

少し安心したと思ったら、
また考えて、
また揺れる。

最近は、
先の予定をあまり固めなくなった。

何かあったら、
すぐ動けるようにしておきたい。

人生って、
進んでるんか戻ってるんか、
よう分からん時がある。

でもまあ、
そんな春もあるんやろなと思う。

この記事を書いた人

アバター画像

とし

歌ったり、書いたり。
日々のなかで見つけた小さな灯りを
ここにそっと置いています。

うれしい日も、
ちょっとイガイガする日もあるけれど、
それもぜんぶ、旅の途中やと思っています。

ふつうの日は会社員。
ときどき歌い、ときどき書いています。

音楽ユニット 歳巫女、
バンド コネコネ、OHAGI、タピオカ83
アコースティックの アテーズでも
音楽を楽しんでいます。
(ブログさぼって全部は、書ききれてへんけどな)

愛犬ノノと、保護猫オレオと暮らしながら、
旅の途中で見つけた小さな出来事を
「いまここ庵」に綴っています。

よかったら、ゆっくりしてってな。

庵主 とし
詳しいプロフィールはこちら
ima55.com