4月のはじめには、
父のこれからについて、
少し方針が決まったような感じになっていた。
なんとなく、
こっちの気持ちも、
少しだけ先へ進んだ気がしていた。
でも、
4月後半に検査結果が出て、
結局、胃ろうへの移行は難しく、
経管のまま様子を見ることになった。
なんや、
また振り出しやん、
と思った。
いや、
ほんまは振り出しではないのかもしれない。
ちゃんと時間は流れていて、
父も、
私たちも、
その中にいる。
でも、
介護とか病気って、
「これで決まり」
みたいには、
なかなか進まへんのやなぁと思う。
少し安心したと思ったら、
また考えて、
また揺れる。
最近は、
先の予定をあまり固めなくなった。
何かあったら、
すぐ動けるようにしておきたい。
人生って、
進んでるんか戻ってるんか、
よう分からん時がある。
でもまあ、
そんな春もあるんやろなと思う。

